信用保証協会の審査が遅い!何日、何週間かかる?

信用保証協会の審査は必要書類や確認事項が多く、どうしても時間がかかってしまいます。
実際何日程度審査にかかるのか。普段から利用しなれている方なら数日程度、初めて信用保証協会を利用する方、久しぶりの方、業績があまり芳しくない方の場合、審査事項が多く数週間~一か月以上かかることがあります。特に今は新型コロナウイルス感染症関連の申し込みが多いため、通常時よりも審査に時間を要することが予想されます。急ぎの資金調達にはファクタリングを利用するのがお勧めです。
※ファクタリングについてもっと詳しい解説はこちら

このページでは信用保証協会の審査の流れ(申し込み~融資実行)について解説していきます。(信用保証協会ごとに審査プロセスは異なります。)

信用保証協会の審査の流れ

金融機関と一緒に申込書を作成 必要書類を準備

信用保証委託契約書や信用保証委託申込書など審査に必要な書類を準備します。法人や個人の実印が必要なものがほとんどです。
また初めて信用保証協会を利用する場合や、前回の利用から時間がたっている場合は、申込書のほかにも、印鑑登録証明書や履歴事項全部証明書(謄本)、決算書(確定申告書)などの確認書類の用意も必要です。

自治体から証明書の発行

コロナやセーフティネット保証などの特別に金利の低い、保証料の負担が軽い融資を利用する場合、市町村の認定書類が必要となる場合があります。市町村での発行までに要する期間は即日でできるものから、数日から数週間かかるものがあります。
※セーフティネット保証とは?こちらで解説

金融機関が信用保証協会に申し込み書類を提出

信用保証協会の窓口へ直接持ち込み、もしくは郵送で金融機関が申込書類の提出をします。
提出して頂いた次の日位に、決算書のデータ入力などの受け付け登録作業をします。受け付け作業完了の翌日に信用保証協会審査担当者へ提出書類が渡ります。
もし、ここで登録に必要な書類が不足していた場合は、審査担当者に書類がまわせず、審査が始められないため、不足書類の提出を金融機関あてに早急に依頼します。

信用保証協会担当者のもとへ書類が渡る

金融機関から書類が届いた翌々日に信用保証協会の審査担当者へ書類が渡ります。月初や閑散期など保証利用の申込が少ない場合は、審査担当者の手に渡ったその日に保証承諾を出せる場合もあるようです。
しかし、月末や繁忙期で保証利用の融資申し込みが多いと、どんどん担当者の持つ審査案件の数が増えていき、処理が追いつかなくなってきます。
繁忙期は、その日に担当者のもとへ渡った申込書類をその日中に目を通すことはできず、2~3日後に初めて書類をみて審査をはじめることになります。

保証審査が始まる

以下は一例ですが、このような点がクリアできているか審査を行います。
・納税証明書など必要な書類がそろっているか
→なければ金融機関あてに提出依頼がきます。

・決算書(確定申告書)や試算表の内容をみて償還能力に懸念がないか
→懸念がある場合は、事業計画書や資金繰り表などの提出依頼が金融機関あてに来ます。

このように書類のやり取りが発生するため一番時間のかかる部分です。

届いた書類によっては、その書類をみて新たに確認するべき事項が判明するため、更にまた時間がかかります。
例)
・決算書の不足していたページをもらったが、確認すると納税が済んでいない可能性があるため、納税証明書を更に徴求する
・試算表をもらったが、借入が決算時より増えているため、その借入理由や償還に遅滞がないかの確認
など。

お客様のもとへ訪問 現地確認

信用保証協会を初めて利用する方、久しぶりの利用の方、今後の業況に懸念があるなどの理由で、実際に社長から話を聞く必要があると判断した方については、お話をうかがいに事業所へ訪問します。

信用保証協会内での決裁

審査のうえ、信用保証協会の担当者が保証(融資)を出しても問題ないと判断した場合、保証承諾をしてもいいか伺いを立てます。
しかし、内部での協議の結果、融資をするには不十分だと判断された場合、新たな確認書類を出していただいたり、融資が否決される場合があります。

保証承諾 融資実行

保証承諾がおりると、保証書が発行されます。あとは金融機関内での融資の決裁が通れば融資を実行することができます。

なんでこんなに時間がかかる?

金融機関が信用保証協会に保険をかけるのと同じように、信用保証協会自身もまた日本政策金融公庫に再度保険をかけています。もし書類や確認事項に不備があった場合、信用保証協会が日本政策金融公庫から保険を受け取れなくなってしまうのです。

日本政策金融公庫は政府100%出資、つまり税金が使われています。このため、税金を本当に投入していいのか慎重にならなければならないので、確認事項が多く時間がかかってしまうのです。

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