信用保証協会の繰り上げ返済をすると違約金が発生する?

銀行や信用金庫によっては、約定書に繰り上げ返済をすると、繰り上げ返済違約金や手数料をとられることがあります。この違約金については、金融機関と融資契約を結んだ約定書に記載がされています。
金融機関にとっては、早く返済をされてしまうと将来得るはずだった金利を得られなくなるため、その補てんとして設定しています。
金融機関分の違約金については、直接借り入れをしている金融機関に確認しましょう。

信用保証協会の違約金は?

保証付きの借入金を返済したからといって信用保証協会から違約金をとられることはありません。むしろ返礼保証料というお金が返ってくることがあります。法人も個人も同様です。

金融機関から保証付きの借り入れを行う際に、信用保証協会へ保証料というものを支払っています。この保証料は、信用保証協会が保証人となる全期間分を融資時に一括で受け取っています。中小企業者が繰り上げ返済を行うと、当初の期間より短くなった期間分の保証料については返してくれるのです。

返礼保証料がもらえる主な条件としては、以下の二つです。
・繰り上げ完済となること(一部を内入れするだけでは返ってこない)
・返礼保証料が1,000円以下の場合は返礼されないこと

返礼保証料の金額については計算式が複雑になるため、金融機関を通して信用保証協会へ問い合わせを行いましょう。問い合わせした日のうちには回答が来ると思います。
※中小企業者が信用保証協会に直接連絡をしても、電話では本人確認ができず、個人情報保護の観点から教えてくれないので注意!

例外

信用保証協会に払うものではありませんが、当初信用保証協会を利用して借り入れを行った際に、自治体から信用保証料補助をうけていると自治体から返還請求をされる場合があります。

コメント

最近のコメント

    タイトルとURLをコピーしました